My Foolish Heart

From America to Everywhere

半分(折り返し地点)を見極め、乗り越えよう。

皆さんはフルマラソンを走れと言われたらどう思いますか。恐らく普段走り慣れていない人からすれば「無理」と即答するでしょう。

ただ半分でいいと言われたらちょっと考えなくもないでしょうか。

 

正直私はフルマラソンを初めて走った時に実際に半分の21km走れたら、残りはメンタルで補えると思って臨みました(勿論時間は関係なくですよ汗)。そしてなんとか走り切ることができました(30kmの壁は想像以上で、結構歩きましたが。)。

何故メンタルで補えると思えたのでしょうか。それは半分の折り返し地点をすぎると達成した量が残りの量を上回り(=マジョリティを取れる)、残りが少なくなっていくことを強く実感したからです。実際に走っていたランニングコースに折り返しポイントがあり、そこを過ぎると異様に気持ちが楽になることに気づいたのがきっかけです。

折り返しを超えてからの楽ちんさは絶大です。心理的障壁がポロポロと崩れるのを感じますし不思議と幸福感すら感じます。

 

逆にスタート地点に立った時、残るは42.195km。これを意識した場合、楽に行けると思う人の方が少ないでしょう。自分が達成した量が未だ0という現実があるからです。そういう時に自分に打ち勝つなんて絶対に無理。そういう場合はあえて距離の事なんて考えないに限ります。いざ走り始めて5km,10kmとそうこうしているうちに段々と自分に自信がついてくるプロセスに入るわけです。

それでももちろん少なくとも半分の21km走れる力を身につけるのは必要ですがね。

 

私はこれを仕事に置き換えることも可能だと考えています。未知だったり、とてつもなく難しそうな仕事がある中で、折り返し地点はどこかを見極めるのです。これは意味もなく、尻込みして何も始めない弱虫な自分にスタートを切らせてくれますし、定量的にかつ冷静に仕事を見極める手助けになります。

 

私が尊敬する中島聡さんは以下ご本人の著書の中で、締め切りを絶対に守るためにスタートすると表現されており、最初の2割の時間で8割完了できるかをまず見極めるとしていました。私はそのやり方は素晴らしいと思っています。一方少々ストイックすぎるというか私のようなグータラ加減では反復継続できないなと思っていました。

8割とは言わず、2割の時間で半分(折り返し地点)まで完了すれば(見えれば)絶対とは言わずともなんとかクリアできるのではないでしょうか。

半分を見極めて乗り越える。一緒に頑張っていきましょう。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

Kaishu