My Foolish Heart

From America to Everywhere

成長し続けることと持っているもので戦うことについて

キャリアも10年目に突入しました。

未だに自分が何者なのか胸を張れないまま日々社会人生活を積み重ねているといってもいいと思います。

まがいなりにも資本主義の構造が少しずつ見えてくることで社会をシニカルにみたりこれまで巨大に見えていた社会という場所は実は人々の営みによって形成されており自分も貢献できてきたと勘違いしたり。。(なんと傲慢なのでしょう。)

ただTwitterで見知らぬ人を否定したり、罵詈雑言をぶつけたり、ゴシップに盛り上がったりそういうことには次第に興味がなくなってきて、少々ホッとしています。

 

さて、私の傲慢さをフィジカルに感じさせてくれるところは週1回の格闘技ジムです。

これまでの人生で交差したことのない学歴も経歴も知らない人とスパーリングをして顔面をパンチされ、クラっとすることも。仕事で失敗してジムに遅れて着いて、今度はコーチに遅いと怒られ、「重要な仕事があったんだ」といっても、世界が違うので通用しない、というか彼らにとってはそんなこと微塵も関係ないわけです。そして膝や腕を怪我して帰る。情けない。いくら仕事をしてようがどんなに給料貰ってようが自分は確実に弱い。

でも私はこの格闘技という面を人生を持つことができて本当に幸せだと感じています。確実にこれまでの人生の延長線上では出会うことがなかった。こういう「異次元」へのジャンプの機会を与えてくれた友人に心から感謝しています。

 

そんな先日私が通うジムに所属するプロ選手の従兄弟の方の試合がありました。相手はあの那須川天心選手。彼のデビュー戦。那須川天心選手vsボクシングというキャッチフレーズがついていて世間は那須川天心選手を当然注目します。アマゾンプライムで世界中継。タイトルマッチでもないのにものすごい演出です。日本ランク2位の与那覇選手にとっては那須川選手を倒せば間違いなく世界から注目される、またとないBigGameなわけですが、このシチュエーション、胸にこみ上げるものがありました。

私は与那覇勇気選手を手を握りしめてみていました。与那覇選手が戦う映像を見て本当に心が震えました。

 

これまで自分の中にあんなに無限にあると思われた上昇志向が10年目にして若干弱まっているかもと感じる機会があります。ちょっと疲れたとか。今後は後輩に受け継いでいく立場だとか、子供たちに残していくものは何かなど。でも、きっとこの成長し続ける事をシビアに求めることがきっと那須川選手戦のようなグッとくる機会を引き寄せることだと思ってやっていきたいと思います。ジムはしんどいですが引き続き通い続けます笑 

 

今回はかなりとりとめのない文章になってしまいましたが10年目の決意でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Kaishu